【EM農業 利用編 03】 EM1の基本的使用方法 畑作編
特徴
EM・1に含まれる微生物は有機物を発酵分解させる働きがあり、その微生物が作り出した代謝物などが、土壌の生物相の改善を行い、植物の生育生長に直接、あるいは間接的にプラスの影響を与えます。土壌改良、水質浄化、畜産業における衛生管理、悪臭抑制にご利用いただけます。 有機JAS資材リスト登録番号:JASOM-131212
期待できる効果
EM・1に含まれる微生物は有機物を発酵分解させる働きがあります。また、EM・1に含まれる微生物やその微生物が作り出した代謝物などが、土壌の生物相の改善を行い、植物の生育生長に直接、あるいは間接的にプラスの影響を与えます。
使用用途
- 植物残渣などの有機物の処理 ボカシの製造、畜糞堆肥の製造、有機物施用時のEM散布による消臭
- 汚水の浄化 生活雑排水などで汚染された農業用水の浄化、農地から河川や地下に流出する水の浄化
- 土壌微生物の活性化 EMやその代謝物がきっかけ(スターター)となって土着菌を活性化させて、土壌を豊かにし、環境を整える。
- 作物の活性化 EMやその代謝物がきっかけ(スターター)となって、葉面や根圏の微生物相を刺激し、作物の活力を高める。
以上1~4の効果によって、農作物の健全化が促されます。
※ EMは薬剤ではありません。生き物であり、それぞれの環境で活動しやすいように心掛け、土壌全体を発酵させることをイメージして使用してください。
使用方法
EMは基本的に水で希釈し、下記の方法で施用します。
使用場面 | 使用方法 | |
---|---|---|
土づくり | 耕起 | 堆肥などとともに作物残さを畑にすきこんで耕起し、EM・1を1L / 10a散布 (定植1ヵ月以上前) |
植え付け準備 | 施肥 畝立て |
作物残さ、雑草、有機肥料などを軽く地表面にすきこんで畝立てし、EM・1を1L / 10a散布 (定植1ヵ月以上前) |
育苗期 | 種子処理 | 播種前に種子を水洗いし、EM・1の2000倍希釈液に30分浸漬後、陰干しをする |
管理 | かん水の水にEM・1を2000倍希釈液になるように添加し、散布する (葉面にも同時に散布) |
|
定植期 | 定植 | 定植前にEM・1の2000倍希釈液に苗を浸けこませ定植 |
生長期 | 管理 | かん水の水にEM・1を1000倍希釈液になるように添加し、適宜散布 (葉面にも同時に散布) |
- 土作りの時(作物がない時) → EM・1を100倍に薄めて散水。
- 栽培中の水やり時(作物がある時)EM・1を1000倍に薄めて散水。
- EM・2、EM・3と併用するとさらに効果的です。
100Lの水に、EM・1、EM・2、EM・3各々100ml混合
<場所別利用方法>
<用途別利用方法>
使用期限
有効年月日:キャップに記載
製造年月日:ラベルに記載
保存方法
- 1日の温度変化の少ない暗所で保存してください。(10~25°Cが最適です。)
- 冷蔵庫での保存は避けてください。
- ビニールハウスの中などは1日の温度変化が大きいので避けてください。
- 冬期には凍らせないようにご注意ください。
- お子様の手の届かない場所に保管してください。
使用上の注意
<希釈液について>
- EM希釈液は使う直前に作製し、すぐに利用してください。
- EM希釈液は夏期で1~2日、冬期でも3日以内には使い切るようにしてください。
<葉面散布について>
- 葉物など作物の種類によっては、濃い濃度の葉面散布をおこなうと、EMに含まれる有機酸で葉面に黄色い斑点が発生したり、乾燥が激しい時期に生理障害を起こすことがありますので、ご注意ください。
- 散布に用いる水は、できる限り塩素を含んでいない良い水をお使いください。
- 殺菌剤とは併用しないでください。
<その他>
- 開封後はお早めにご使用ください。6ヵ月以内にご使用いただくことをおすすめします。
- よく振ってからご使用ください。
- ご利用後は、その都度キャップをしっかりと閉めてください。
- 人畜無害で口に入っても安全ですが、飲用ではありませんので、用途外のご使用によるいかなる損害についても一切責任を負いかねます。ご了承ください。
品質の保証について
- 製造過程において、化学合成物質は一切使用しておりません。
- 開封前に白色の浮遊物、沈殿物、色のばらつき、容器のへこみなどが発生することがありますが、品質劣化ではありません。
- 微生物の性質上、使用結果に対する損害賠償の責任は、本品代金の範囲内とさせていただきます。
(※ 10L箱サイズ:24×25×24)
10年以上前から、”生ゴミのボカシ和え”を使った菜園づくりを行っています。
休ませている畝の真ん中を割った中に”生ゴミのボカシ和え”を入れて、適当な時に土をかぶせて寝かせておき、使うときに再耕起して使います。
苗の移植時には、EM発酵液入りの水に30分くらいつけておき、植える場所にもそれで湿らせておき、植え付けます。
種まきの場合は、EM発酵液入りの水で水やりを続けて育てています。
実感しているEMの効果
EM育ちの野菜は、生長が早く柔らかい。又、雑草の中でも力強く成長し、収穫できる期間も長いです。隣人が倒した後でも、我が家ではまだ実をつけていて、にんまりしたり楽しんだりしています。
ボカシも手作りしていますが、発酵液の力か、ながくおいてもカビないんですね。本当に不思議です。
EM発酵液は、消臭効果抜群、色んな所に噴霧して使っています。