プランターでEMを使う
<ポイント>
乾燥した土を使いましょう。
プランターに入れる土は、畑地と同じ要領でEMとボカシなどを使用して土作りをします。
ここではEM生ごみ発酵堆肥を使用した土づくりを紹介します。この方法は、古い土をリサイクルする場合にも有効です。
EM生ごみ土の作り方
<用意するもの>
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プランターに鹿沼土または赤玉土を底から2cm程度の深さに敷きます。
(水はけをよくするため) -
腐葉土を約1cm敷きつめます。
(水分を調整し、分解を促進するため) -
EM生ごみ発酵堆肥を残りの深さの4分の1程度入れます。
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乾燥した土を4分の1程度入れ、EM生ごみ発酵堆肥とよく混ぜます。
<古土の再利用>
(この時、十分土と混ざると分解が早い)古いプランターの土を再利用するときは、鉢底石や枯れた根や雑草を取り除きます。
根や雑草は生ごみと混ぜて利用します。 -
更に土を4分の1程度入れ、平らにします。(後で土が沈んでくるため、少し盛り上がるくらいにする)
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7~10日間(冬場は2週間程度)は雨や水がかからないようにし、使い古しのバスタオルを二重にして覆います。(虫が入らないためと保温と保湿による発行分解を促すため)
※タオルの代わりにビニールでもOK!
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白いカビが発生しますが、これは上手な発酵をした結果で、EMの中の糸状菌が増えたためです。
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1ヶ月でほとんど土になります。
<残ったEM生ごみ発酵堆肥は?>
②~⑧の手順を発泡スチロール箱(トロ箱)で同じように行います。ただし、鹿沼土の代わりとして、腐葉土を多めに入れます。場所を取らないようタテヨコ交互に積み重ねておく方法もあります。できた土は植えかえや追肥に利用できます。
※トロ箱は魚屋さんや魚市場などにあります。
ひと口メモ
<プランターに穴をあけよう!>
プランターの底の穴が少ないと、水はけが悪くなり生育不良の原因になります。
もし手持ちのプランターの底に穴が少なければ、キリやドリルで直径2、3mmの穴を3、4ヶ所開けます。
プランターでの栽培方法については、畑地の「育苗期」「定植前後」「収穫期まで」を参考にしてください。