EM発酵堆肥 刈草や収穫残渣などの炭素率(C/N比)が30以上の分解しにくい有機物はEMで堆肥化して使います。
畜産廃棄物なども有効に活用できます。

作り方は、一般的な堆肥の作り方に準じます。
最初に材料をよく混ぜ合わせながら、材料1tに対して10LのEM・1(またはEM活性液)を処理します(希釈倍率は水分調整をかねて適宜)。
切り返し時にEM活性液で水分を加えながら行うと臭いが軽減されます。ただし、水分が多すぎると腐敗しやすいので注意してください。

家畜糞は品質の幅が広いので、材料の鮮度に気を付けましょう。飼育中からEMで処理された畜糞を入手することできるとより理想的です。

<EMを活用した畜産廃棄物の堆肥化の例>

  1. 畜産廃棄物をよく混ぜ合わせながら、1tに対してEM・1(またはEM活性液)5リットルを処理する(希釈倍率は水分調整を兼ねて適宜)。
    ※ 水分量は足で踏んで水がしみ出る程度(70%程度)に調整する。
  2. 50℃に発熱したら、EM・1(またはEM活性液)で水分を加えながら切返し(内外を入れ直しながら)を行う。
  3. その後3~4週間後に仕上げの切返しを行う。
  4. 悪臭がないか芳香臭がし、ハエが寄らなくなったら完成。
    ※ 家畜飼育時にEMを活用する方法は畜産マニュアル養鶏編養豚編酪農編を参照してください。