特徴
EM・2は、乳酸菌、酵母、発酵系の糸状菌、グラム陽性の放線菌、光合成細菌など微生物が培養中につくりだした活性物質の集合体です。活性物質とは、微生物群がつくりだす各種の酵素、植物の生育に不可欠な生理活性物質、または、微量で植物の生育を左右するホルモンのような物質を指します。ですから、EM・2には微生物の菌体はみられません。有機JAS資材リスト登録番号:JASOM-131213
働き
EM・2は、EM・1やEM・3のような菌体そのものではないため、その働きも異なっており、植物体や、有用な微生物の生育・増殖のための補助的な役割を果たします。 植物にとっては、種々の活性物質を供給することによる健全な生育を促します。(健全とは、植物体が病気や害虫などに攻撃されにくい体質を維持することを意味します。)
また、植物の生育に大きな影響をおよぼす微生物にとっても、有用な微生物がつくりだした活性物質の存在は、病害菌や腐敗菌が侵入しにくい環境を作り出すのです。 ですから、EM・2を植物体や土壌に散布を続けることによって丈夫な植物体と有用な微生物群が住み着く環境づくりに貢献します。
使用方法
使用にあたってはEM・1と併用します。EM活性液製造時にEM・1の半分程度の量を入れる方法もあります。
EM・2の葉面散布は、植物体表面の微生物相を有用な微生物相に誘導し、細胞を強固にして病原菌の侵入を抑制します。 また、土壌への施用は、発酵系の糸状菌やグラム陽性の放線菌の増殖を促進し、土壌を健全にします。
散布の倍率
- 葉面散布:1000倍
- 土壌処理:500倍
EM・2は、前述の通りEM・1やEM・3のような菌体の集合体ではないため速効性は望めませんが継続使用により着実な効果が期待できます。 また、EM・1やEM・3との混合使用も可能です。(100Lの水に、EM・1、EM・2、EM・3各々100ml混合)
種子処理
作物の種子に対して1000倍希釈液に60分、野菜類には1000倍希釈で30分の浸漬が有効です。
使用期限
有効期限はキャップに記載。
保存方法
- 保管場所は光の当たらない冷暗所がおすすめです。光の当たる場所で保管すると劣化して変色する場合があります。
- お子様の手の届かない場所に保管してください。
- ご利用後は、その都度キャップをしっかりと閉めてください。
使用上の注意
- 開封後はお早めにご使用ください。
- よく振ってからご使用ください。
- ご利用後は、その都度キャップをしっかりと閉めてください。
- 人畜無害で口に入っても安全ですが、飲用ではありませんので、用途外のご使用によるいかなる損害についても一切責任を負いかねます。ご了承ください。
品質の保証について
- 製造過程において、化学合成物質は一切使用しておりません。
- 開封前に白色の浮遊物、沈殿物、色のばらつき、容器のへこみなどが発生することがありますが、品質劣化ではありません。
- 微生物の性質上、使用結果に対する損害賠償の責任は、本品代金の範囲内とさせていただきます。
※ 10L(箱サイズ:24×25×24)