【EM農業 利用編 05】 EMボカシの作り方
特徴
EMで米ぬか、大豆カスなどを発酵させた資材です。いわゆる一般でいう「ボカシ肥」と同じようなものですが、嫌気状態で作製するのが特徴です。
- EMボカシの製造発酵過程でEMを増殖させ、その密度を高めます。
- 土に入れてからもEMを増殖させるためのエサ(基質)としての役割を果たします。
- EMの増殖と定着を促進させるのが主な目的ですが、作物への養分供給にもなります。
さらに、EMボカシを水に浸し抽出させた、『浸出液』を利用したり、生ごみや収穫残渣などをボカシと一緒に発酵させる方法もあります。また、ボカシを必要以上に多量に使うと、土壌の富栄養化が起こり、病虫害をうけやすくなる場合もあります。
土壌の栄養状態がよすぎる場合は、EM活性液をふんだんに利用してください。
使用原料
参考値
窒素全量(N) | 3.9(%) |
---|---|
リン酸全量(P) | 2.6(%) |
カリ全量(K) | 1.8(%) |
炭素窒素比 | 10.5 |